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「定年ゴジラ」(重松清) [小説]

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『定年ゴジラ』(重松清)読了。
久しぶりに重松さんの本が読みたくなった。
私が氏の本を読みたくなるのは、
心を潤して、柔らかい心にしたい時・・かな。

この物語が発表されたのは、1998年。
その頃、定年を迎えた山崎さんと
前後に定年を迎えた同じニュータウンの
定年組の物語。
私からすると、二回りほど年上の先輩たちの話になる。
なので、正直なところ、感情移入して大感動!ということはなかった。
山崎さんの子供たちも二人とも女の子だし。

でも、最後は感動した。
「重松清さん、さすがだなあ」と感心した。

しかし、途中まではそうではなかった。
「小説なんだから、もう少しドラマチックでもいいじゃないか」
とか、思いながら読み進んだ。

でも、終盤に近付くにつれ、
この物語にとって、このさほどドラマチックではない
「日常」こそが、その積み重ねこそが
登場人物のそして、私たちの人生に
大きな意味を持っていることに気づかされ、
その後、何ともしみじみとした感動が湧きあがってきた。

重松清という人は、本当に、人間について
その人生について、深く知っている人だし
いとおしく思っている人だとつくづく思った。

良い本と出会えた。

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