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「定年ゴジラ」(重松清) [小説]

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『定年ゴジラ』(重松清)読了。
久しぶりに重松さんの本が読みたくなった。
私が氏の本を読みたくなるのは、
心を潤して、柔らかい心にしたい時・・かな。

この物語が発表されたのは、1998年。
その頃、定年を迎えた山崎さんと
前後に定年を迎えた同じニュータウンの
定年組の物語。
私からすると、二回りほど年上の先輩たちの話になる。
なので、正直なところ、感情移入して大感動!ということはなかった。
山崎さんの子供たちも二人とも女の子だし。

でも、最後は感動した。
「重松清さん、さすがだなあ」と感心した。

しかし、途中まではそうではなかった。
「小説なんだから、もう少しドラマチックでもいいじゃないか」
とか、思いながら読み進んだ。

でも、終盤に近付くにつれ、
この物語にとって、このさほどドラマチックではない
「日常」こそが、その積み重ねこそが
登場人物のそして、私たちの人生に
大きな意味を持っていることに気づかされ、
その後、何ともしみじみとした感動が湧きあがってきた。

重松清という人は、本当に、人間について
その人生について、深く知っている人だし
いとおしく思っている人だとつくづく思った。

良い本と出会えた。

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「64」横山秀夫 [小説]

「警察小説の最高峰!」という本屋のPOPに惹かれて購入

「64(ロクヨン)」横山秀夫著
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昭和64年に起きたD県警史上最悪の誘拐殺害事件を巡り、刑事部と警務部が全面戦争に突入。広報・三上は己の真を問われる。究極の警察小説! (アマゾン内容紹介より)

以前、氏の「動機」を読んで、正直その「暗さ」に参ってしまった。
もう読まないだろう・・と思っていたけど、読んでしまった。

確かに、刑事である主人公の思考内容が詳細に描かれ
また、警察組織内部の軋轢など、へえ~、と思うところもあるのだが
肝腎の事件の展開、結末には、もう一つの感が否めない。

もう少し、分かりやすく、そして、読後感がすっきりした仕上げにできないものか・・・
と思ってしまった作品でした。
でも、トータル、面白かったですよ。

4月18日からNHKで、5回ものの連続ドラマとしてスタートした。
どういう映像になっているのか興味が湧く。

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「隠蔽捜査5」~宰領~ [小説]

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先日の箱崎花庭園より


久しぶりに小説を読了
読み続けているシリーズの「隠蔽捜査」
今回も、主人公の警察官僚竜崎が痛快。

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警察という特殊な組織の中で
「本音」を貫いて生きていく主人公の姿に
「そうはいくかよ!」と念いながらも
共感してしまう。

どうやら、隠蔽捜査5.5が出ているらしい。

読んでみようかな。

タグ:隠蔽捜査
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「蜩の記」 [小説]

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久しぶりに、時代小説「蜩の記」を読んでいる。
シンプルな文調が、とても良い。
10月には映画が上映される。

小説のおもしろさは、
もし映画にするとしたら、
どういう配役にするか考えること。

この「蜩の記」の戸田秋谷には、
誰がぴったりだろう?と考えて、
思い浮かんだのは、
中井貴一、豊川悦司、役所広司

実際の映画は、役所広司らしい。
ビンゴ。

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「トロイメライ」池上永一 [小説]

最近はあまり小説を読んでなくて、
久しぶりに、数年前に直木賞を受賞した「廃墟に乞う」
を読んだのだけど、もうひとつ・・

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そこで、これまで読んだ中でも最高におもしろかった
「テンペスト」の番外編的な小説「トロイメライ」が出ていると聞いて、読んでみた。

沖縄ファンの私としては、
描かれている、庶民の生活そのものが
なんとも懐かしく、郷愁を誘われ、
小説を読んでいる間中、
ほのぼのとした気持ちになれた。

「テンペスト」を読まれた方にはおすすめの一冊。

「テンペスト」といえば、仲間由紀恵主演で
舞台化されているらしい。
幻住庵のネギさんは、観に行ったとか。
ふ~ん。


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「日曜日の夕刊」重松 清 [小説]

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この前の出張のお供に、しばらくぶりで重松清さんの小説を持っていった。
「日曜日の夕刊」
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現代の家族群像を描いた12の短編集。
重松さんらしく、ちょっと苦いものを感じたり、
心にぽっと灯りがともるように暖かさを感じたり。

やっぱり、現代の家族を描かせたら、
この人はすごい。

そして、この短編集は、そのユーモラスな表現の数々もよかった。
まあ、短編なので、読み応えという点では、・・・なところもあるけど。

久しぶりの、重松ワールドにやっぱり感動して、
Amazonでさっそく、2冊注文してしまった。


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The Best Book of The Year 2009 [小説]

去年は、仕事やボランティア関係の本を読むことが多くて、
小説はあんまし読めなかった。
その中で、心に残った
The Best Book of The Year 2009 は、これだぁ。

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タグ:小説
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「あの歌がきこえる」 重松 清 [小説]

先日、東京出張の往復で一気に読んだ。
「あの歌が聞こえる」 重松 清
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1970年代から80年代に、
中高生時代を送った世代には、
それぞれの形で、ぐっと来る物語ではないだろうか。

3人の「ワカゾー」男子中学生が、いろんなことにぶつかりながら
成長していく、まさに青春物語。
特徴は、それぞれのシーンに出てくる「歌」が
各章のタイトルになっていること。
たとえば・・・
オクラホマ・ミキサー(懐かしきフォークダンスの曲ですね)
DESTINY
いなせなロコモーション
さよなら
トランジスタ・ラジオ などなど

ちょうど、この主人公たちと年齢がかぶる私としては、
なんとも、懐かしいような、思い出してこっぱずかしいような、
そんな思いで、胸がちょっと、キュンとなりました。

青春の思い出は、その時の「歌」がセットになって
心のアルバムに貼り付けられているものだけど
人によって、そのシーンは様々なんだな・・とも思いました。

それぞれの、あの頃の自分に出会える1冊です。
久しぶりに、吹き出しながら、涙しながら読んだ1冊でした。

おすすめです。

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「何があっても大丈夫」櫻井よしこ [小説]

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先日、読み終えてとても感銘を受けた本があります。

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それが、この本。
櫻井よしこ著「何があっても大丈夫」

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「男子の本懐」城山三郎 [小説]

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先日、良い小説を読み終わった。
「男子の本懐」城山三郎
何十年か前に、確かNHKでドラマ化されたのを見た記憶があった。

人生の後半を走っているこの時期に
「男子の本懐」という言葉に、
改めて惹かれて読んでみた。

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